a patient (-tree)

エイズ&カポジ肉腫になった人の入院記録です。雑記あり。

2023年2月27日から3月3日での出来事

現在2023年3月3日金曜日



2023年2月27日月曜日
検査結果確認の日。
午前中に保健所にHIVの検査結果を聞きに行った。
過去、何度か同じようにHIVの検査を受けたことがあり、その時は陰性だった。その時は結果を伝えられすぐ終わった。
今回、別室に通されお年を召した男性(70超えてそう)と他に女性が2人、1人は検査当日に対応してくれた女性、もう1人は40代程の優しそうな初めて対面する女性がいらっしゃった。
明らかに以前と違う。
男性の方から「所長をしています」「陽性です。」と伝えられた。
色々説明を受け、食いぎみで「治療受けますね?受けて下さいね?今は医療も発達してエイズの発症も恐くない病気になってるので、行ってくださいね?」と言われ、
「あ、はい」と、私的には治療を受けるのは当たり前だと思っており今回も勿論受けるつもりだったが、所長の発言から(治療を受けずにそのまま受け入れる人も居るのかなー)と感じた。
私の回答を聞いたら所長は席を外されていった。
その後、残された女性2人から色々説明を受け、エイズを診てもらうならこの辺りの病院がいいといくつか候補をあげて貰い、仕事に支障のない土曜日もやっているところに決めた。ついでに予約まで押さえてくれ、大きい病院には  3/3  (←書き間違え)  3/4土曜日に行くことになる。
検査を受けた時の女性が予約を取ってくれ、すぐ予約を取れるように直接電話するために席を外していった。
予約を取るのに少しだけ時間が掛かったので、残った女性が気を遣い「時間大丈夫?」「遅ければ、この辺知ってるから私が家まで行ってポストに入れとくよ」と色々優しく言ってくれた。最終的に手を煩わすことなく済んで良かったと思う。

午前中は仕事を抜け結果を聞きに行ったが、午後の皮膚科へは19:15に予約をしており、仕事も終えている時間で余裕を持って行けた。
診察室に通され、今日の保健所の結果を伝えた。
皮膚科の先生からも今回の結果で病院を紹介すると言われていたが、保健所の方で先に紹介状をかいて貰ったことを伝えると、「皮膚科の検査結果の全てが今日出ている訳ではなく、出揃うのが大きい病院に行くまでには揃うと思うから3月3日の金曜日にまた来て」と言われた。「その時に出てきた資料を全部渡すのでそれを土曜日に持って行って欲しい」と。


2023年2月28日月曜日
仕事は一応在宅でこなしたがパソコンで会話中、急に咳が酷くなり相手も「大丈夫?」となり、結果が出たのでエイズになったことは伏せながら「癌か肉腫の恐れがあると病院に言われた」と伝えた。2人


その日の夜、一番上の姉に、病気してる最中も入れる死亡保険などがあるか相談してみた。
去年2022年7月までは死亡保険と医療保険が適用される生命保険と、働けなくなった時に適用される就業不能保険に入っていたが、契約内容に私と保険会社との間で認識の齟齬があり、納得できなかったので解約したところだった。
姉が詳しいかなと思い聞いてみたところ、当然「何の病気?」と聞かれ、全て話した。
一応、他の人にはエイズであることは黙っていて欲しいと伝えた。
そして、色々制度があるのを教えてくれ、病院でも相談出来ると思うからーということで、そこで切り上げた。


2023年3月1日水曜日
上司に上記と同じようにエイズであることは伏せながら病気になったことを伝える。
体に無理の無いようにとは言われた。
しかし、私は派遣で雇われているのでこれからが不安。
まあ、今こんなことを考えてても仕方がないのでこういう考えはシャットアウトする様に努める。


2023年3月2日木曜日
母から電話が来た。大きい病院に行くことは伝えてあったので付き添おうかと。
最初は「助かるわー」と答えていたが、よくよく考えてみれば付き添って貰うとエイズであることがバレるかもしれない。
「大変やからやっぱいい、1人で大丈夫やから」と言っても「心配やから付き添いたいねん」と向こうも譲らない。
正直母親が本心から心配して言ってくれているのも分かるから、打ち明けた姉にラインしてみたら、
「あれから考えたけど、やっぱり親には言った方がいいと思うよ。あと、手術と麻酔をする時は必ず家族の同意が要るからその時どうせバレると思うねん。◯◯は(私の名前)1人で行くっていってたけど、お母さんが付き添いしてくれるんやったらその方が安心やし、今回は甘えて付き添いしてもらい」と。
しらなかった……。1人で出来るものかと思っていたので。
世の中には家族に言わずに済んでいる人もいると思うが、どうしているんだろう。
取り敢えず、今回は母親に付き添いしてもらうことに決まった。
最近、お腹が空いて残り物を温めようと台所に立っただけで貧血の様になることがあるので付き添いは正直非常に助かる。

 

3/4 0:45頃追記

2023年3月3日金曜日
夜、皮膚科に検査結果を貰いに行った。結局検査結果のデータが全部揃った訳ではなく、今貰えるものだけ貰って残りは郵送します。ということにはなったが。
病院終わったのが20:30頃。
最近は食欲がなくご飯を食べる気が起きない。だが飲み物だけは買っておこうと思い水2L×2本とダンボールに入った栄養ドリンク10本を抱えてレジに向かった。普段だと何も感じないが、正直最近は重いものを持つのがキツい。でも水分だけはとレジを通して貰い自動精算機に行ったときに、貧血のような感じになり立ってられなくなった。慌てて硬貨を入れても返却され(なんでやねん!)と内心切れながら精算機が支払い方法を選択しろとうるさい。(それでかよ)と納得しボタンを押してお金を入れる頃、もう動けなくなり精算機の前で段々うずくまっていく変なやつが1分程いたと思う。レジを終えた人達は私の後ろを過ぎていった。
やっと自動精算機から動き、物を袋に詰める所に移動した。まだ気持ち悪かったので買い物かごに持たれながら数分落ち着くのを待った。明らかに異常者。というか、多分体調が悪そうなのは察してると思うが、声を掛けてくれる人はいなかった。
別にいいけど、日本ってそういうこと多い。
声かけても良いのかどうか、掛けたらかけたで迷惑にならないかどうか考えたり、周りの空気に流されたり、人がしてるからとかしてないからとか。
別にいいけど。