a patient (-tree)

エイズ&カポジ肉腫になった人の入院記録です。雑記あり。

2023年3月30日から4月2日の出来事



2023年3月30日木曜日

 造影CTの結果
 点滴5回(全体的に減ってくれた、だいぶ楽)

先生が来て説明色々してくれたけど、2、3日後にまた熱上がるかも?とのこと。
(えーー、またーー?)
あと、前日の夜にまた熱が出たのだが、今飲んでいる錠剤が原因かもしれないから海外製のシロップの様な液体に変えましょうと言ってくれた。

ただ、今のところ順調らしい。
なら良し! ←


この日の夜中1時くらい。
気になることがあり私がおっさんにぶっ込む。
私「抗癌剤治療を受けた後のトイレの説明は受けられました?お小水の場合も個室で用を足して終わった後はフタを閉めて必ず2回流してください。私や○○さんよりも重症な患者さんがいらっしゃると思うのでその方達に影響が出るとマズいのでそこ守った方がいいです」と。

抗癌剤を投入した後の患者の排泄物には、抗癌剤が混ざり、男性の場合はお小水をする時は立って行うがこの時飛び散ることがあるらしい。その飛沫が他の人に影響がでる場合があるため私は注意を促した。(お節介だな……)

おっさんの話を聞くと、入院は3回目程で前は別の病院に入院していたらしい。そして今回この病院に来て、所変われば勝手が違うようで、そうゆうのは知らなかったらしい。というか、「え、知らんかったん?」「看護師ちゃんと説明せえよな」とお互い文句を言い合い、別の病院での入院体験やらなんやかんやを、夜中の暗い場所でヒソヒソ話し合い何故か急に距離が縮まった。
私「夜中に長いことすみませんでした」
おっさん「いえ、またお話しましょう」など交わし会話を終えた。

……おっさん良い人だった ←

本日終了。


2023年3月31日金曜日

 血液採取
 点滴5回(最近はこの回数に安定してきた)

先生が病室に訪れ、ムクミが取れにくいので利尿効果のある錠剤を増やすので飲み薬として飲んでくださいと言われた。
体重制限でアスリート気分を地味に楽しんでいた私は、
(結局、利尿剤投与と同じことするんかーい)と
今までの頑張りがあんま意味ないことになったので少しばかりショック。まぁ体重制限言うても、徐々に体重は少しずつ落ちてきていたから52kgの壁をキープするのは最近ではだいぶ楽になってきていたのだが。

そして次は、血糖値測定は安定してきているので今日から中止しましょうと言われた。
こっちも食事制限頑張ってたのに!
……私は制限が入ると燃えるタイプと分かった。←だから何
んで先生に、血糖値上げないように個人的に頑張ってたんだ、みたいな話をすると
先生から「それあんま意味無いですね」と言われた。

撃沈。

この日は久しぶりに間食した(笑)


前日に言われた海外製のシロップの様な飲み薬が
絵の具の黄色をして喉にまとわりついて気持ち悪かった(笑)



2023年4月1日土曜日

 血液採取
 点滴5回

4月1日だからなのか、スーツを来た若い男性女性がゾロゾロ歩くのを見た。新年度ですね。
姪っ子甥っ子は春休みで羽を伸ばしているのかな。
新学期の始まりか。
桜も見頃の時期なのかなー。


この日の朝、新しい先生が1人担当に加わるということで挨拶にいらしてくれた。凄く丁寧だ。
カポジ肉腫について調べたいのかな?
その辺は分からないけど。

以前、カポジ肉腫について説明を受けた際に、この病院ではカポジ肉腫の患者を受けるのはとても久しぶりなんだということを教えて貰っていた。過去には結構な数を受け入れていたが、最近はめっきりいなかったらしい。
「過去」がどのくらいなのかは聞いていないので分からないが、10~20年くらい前と推測する。もっと前かも?
取り敢えずなんでもいいや。

1人の患者に3人の先生が担当してくれることってあるんだな。

別の担当の先生が来られて、今後の計画を説明して頂いた。
1回目の抗癌剤治療は今のところ順調なため、2回目の抗癌剤は早くて来週木曜日に行うとのこと。
また、体調に変化は無いか(怠さなど)聞かれたので、怠さは有るが体調は問題なく元気であることと、ずっと寝たきりだったため身体がバキバキで退院時にすんなり動くか心配であることを伝えると、月曜日に少しリハビリを入れましょうとおっしゃってくれた。

またムクミが酷いから加圧式のタイツを履いて貰うとも言われた。(嫌なことばっかさせる←)

とにかく、ここの先生方は説明をするところはきっちり説明して頂けるので患者としてはとても安心する。

最近は連日、調子の良い日が続いている。
皆様のお陰です。


2023年4月2日日曜日

 点滴4回

土日は病院も基本休みのため、検査もなく落ち着いていた。

少し身体を動かすことを個人的に始めた。
病室が11階。11階から階段を降りて、また11階まで階段で昇る。
太股が石のように重く上げるのが辛い。
筋力がとても下がっているのを実感した。
今日から調子の良い日は階段の登り降りをしようと思う。
退院に備えよう。

11階に着くと窓からの風が気持ちいい。

本日も調子は良かった。



追記

睡眠時、また不思議の国のアリス症候群になる。
今日は自分自身の舌だった。最近口のなかでばっか起こるな……。
舌がとても大きく感じる。舌の付け根から口を飛び出し胸元のところまで大きくなる。とても石のように重い。
文章にすると化け物だな……。


この無いものが有るように感じる感覚は、幻肢痛の感覚と通じる所があるのだろうか。
幻肢痛は元から有ったものが無くなった時に、有るものと感じるものだが、似たものを受ける。
素人感覚だからよく分からないが、一応記録として残しておく。


「脳の中の幽霊」という本が有るらしい。
また読んでみよう。