a patient (-tree)

エイズ&カポジ肉腫になった人の入院記録です。雑記あり。

入院前、入院中、色々あったの……。雑記

それをつらつら書いていく。

まず2023年3月5日 入院する前日。

私はネットで慣れないことをしていた。それはネットでの売り買い。しかも売り手の方。

ことの発端は去年の8月頃にテレビを購入したことから始まる。
今までは24インチのPCモニターで十分だった。TV見ないし別にチューナーなくてもええわと。
しかしその頃GEOがだなぁ、格安でテレビ売りまっせと広告を出し私はまんまと嵌まったのである。51インチ?(49くらいやったかも)のテレビ、ンフ。
24インチのPCモニターはその日からお役御免となった。

PS3PS4→PS5で使用してきたのでかなり年季が入っている。12年くらい使ったものだ。
でもまだまだ使えるし愛着あるしジモティーというサイトに出品し他の人に譲ろうと考えた。
5000円で。(譲るという言葉が適切かは知らんが私の愛情はこもっているので譲るが正しい!)

でだ、9月頃から出品し始めなかなか買い手がつかない。
たまにくる問い合わせは「お値下げ可能ですか」が多く「値下げは対応していません」と返答すると音信不通になるクソばっか。(いや、5000円で値切って来んなや)とさえ思っていた。
その後、暫く問い合わせがなかったが、年を跨いで2月中旬頃に来た久しぶりの問い合わせには「4000円なら即決で買い取りします」の謎の上から目線の問い合わせに辟易し、商品の説明分にやっと ※値下げ不可 の1文を追記しようという考えに至る。
その後2月末にやっとまともそうな人が連絡をしてくれた。
がしかし、私はその頃既に病名が分かっており体調不良も酷かったので
「体調不良のため直ぐ対応するのが難しいです。お急ぎの場合は他の出品者様に当たってください。待てる場合は対応致します」と伝えたところ「待てます、ですがどれくらい待つことになりますか?」と丁寧に聞かれたためありのままを答えた。
「現在癌を患っており遠方での取引が難しく約束が出来ない状態です。私の家の近場であれば、コンビニや薬局の店前だとすぐ対応できると思いますが如何でしょうか」と返事をすると快く受け入れてくれた。
なので、その後のやり取りで取引の日時と場所は、
 3月5日 薬局の店前 に決まった。
初めての取引が決まったので嬉しかった。ウチのモニター大事にしてくれよ……、と貰った5000円を握りしめて。

んでだ。(まだあんのかい)
こないだ、私のモニター買ったやつがそっくりそのまま出品してんのを見つけたの!!
え、何これ、と変な感情になり、しかも使ってる写真が私がアッブしたものと全く同じで商品の説明も全く同じ。

買った後は買い手の自由だ。それは承知している。
しかし私の怒りはおさまらない。
私はクレーマーに変貌した。

以下ジモティーでのやり取り

私「すみません。取引が終わった後なのでその後どうするかは買い手の自由だとは承知しています。
ただ、売り付けるときに、人が使ってある写真をそのままアップするのは常識にかけています。せめて自分で写真を撮ってください。スマホで直ぐです。文章も全く同じで気持ち悪いです。別にいいけど」

続けて私「あと、一つ助言です。ジモティーで買うなら質はあまり求めない方がいいです。人それぞれ価値観が違います。私はこのモニターで満足していました。質を求めるならジモティーではなくちゃんとした店頭でお買い求め下さい。以上。

相手「すみません。すぐに消します。」

私「すみません、ジモティーに出品するなとは言っていないのでそこは大丈夫です。価値観が違ったという風に認識しているので。ただ、写真は変えてもらいたい……。手抜きしないで……。面倒臭くてすみません。要らないものを売り付けて申し訳ありませんでしたm(_ _)m」

やり取り終了。
取り敢えず一段落した。

何か、人の価値観は全然違うということが分かる出来事だった。
私はもともと貧乏で自分のものが少なかった。その為、自分が買ったものはなるべく大切にしている。あのPCモニターもそうだ。
だが人の手に渡ればゴミ同然何だなということを実感した。
こーゆー他人とのやり取りには自分の価値観で考えるのではなく、客観的に捉えられるようになるのが大事なんだなと感じた。
値下げを要求してきた人も、その程度の代物だと思ったのだろう。
だいぶ勉強になった。




2023年3月9日木曜日

入院中、心当たりの無い電話から着信があった。
仕事の電話だとマズいと思ったので折り返したところ、繋がったのは警察だった。

ここで1つ私の癖を紹介しよう。かかってきた電話には絶対名乗らない(仕事中は○○会社の○○です、としっかり答えてしまうが)。
その為、折り返した時も相手の素性が分かるまでは名乗らない。それを徹底していた。

最近変な電話が多い。ヤマト運輸宛を装ってかホントなのかそこは知るよしもないが、「不在連絡が入ってたので」「再配達お願いします」こーゆー電話が謎に多い。多すぎて個人情報、名前だけでも入手しようとしているのかと勘繰ってしまうくらいだ。その時は「番号間違えてますよ」とだけ返答することにしている。

母親には「息子が死にかけで100万振り込んで、という電話が掛かってきても絶対対応しないでね、」と伝えてある。

話を戻すと、折り返した先は警察だった。
何で警察がかけてくんねんと。
そこで私の癖が勃発。
向こうから「名前を教えてください」と言われた、
「え、掛かってきたから折り返したのに警察は私が誰か分からないんですか??」と。
相手は若干切れ気味で「私はあくまで電話対応の引き継ぎをしているのでお名前を教えて頂かないと誰がどういう要件で貴方に電話をかけたのかがわからないのです」と丁寧に説明してくれたが私は聞く耳持たず
「取り敢えず何か用事あるならまた掛けてきてください」と言って電話を切った。

直ぐ電話が掛かってきた。
「自転車が見付かりました。」と。

実は1ヶ月前、2月上旬に自転車を無くした。(盗まれたといっていい、鍵を付けっぱなしだったから)
当時、既に体調が悪かったので自転車が無いのはかなりの痛手だった。どこを行くにしても歩くしかなく、暫く我慢していたが身体が持たないことに気付き、新しい自転車を買った。

紛失届けを出していたのが、入院中に見付かったのである。
私では対処出来ないため親に頼むことにした。
無くした自転車が見付かったので取りに行って欲しい、と。
それが昼頃。

同じ頃姉からラインが来た。
テザリングの仕方を教えて欲しい」と。いや、勘弁して~と思いながらもこっちも対応した。
ラインでは面倒臭いので直接電話をした。
この姉は次女である。
次女には入院していることは伝えていなかったためここで伝えた。
次女「何、何の病気?」
私「まだ秘密、今度伝える」
次女「何、あんた死ぬの?」とさらっと言われ、思いの外笑ってしまった。
私「まだ死なへんよ(笑)、余命宣告されたらその時は伝えるわ」と答えた。
このあっけらかんと言うか、何でもないわと思わせてくれるところが次女の好きな所だ。

逆に、長女にはいつも暗い話や相談に付き合って貰っていた。
長女は優しいのだ。私は頼りすぎだな、申し訳ないなと思いながらも、いつも重い内容を相談してしまっている。
次女には対応出来ない内容にも的確に答えてくれ、
病気のことを伝えたのも長女が一番先だった。少しアプローチの仕方は異なるが(笑)
私「病気になったあとでも入れる保険ってあるの?」
そりゃ、そんな聞き方されたら「何の病気になったん」て誰でも聞くわ(笑)
で、その後電話する機会があり、ワンワン泣く私に付き合ってくれた。
とても感謝、というか、言い表すのが難しいが……
結局感謝している(笑) 語彙力(笑)

この違ったタイプの2人の姉がいて私は幸せだな、と感じた。

話を戻し自転車であるが、夜、両親に対応して貰った。
見付かった自転車が本当に私のものか確認してもらいたいと、母のラインを使って写真を送って頂いた。
写真の自転車はまさに私のものだった。見るも無惨だったが(笑)
前かごが無く、とてもほっそりしていた。
防犯登録番号の箇所は読めなくされているようだが、買ったお店のシールが貼ってあり明らかに私の自転車だった。
確認が撮れたので両親に引き取って貰うことになった。

両親にも頼り、とても感謝である。
1人では生きて生きていけないんだなと感じた。

3月9日は色んな所から電話がなる忙しい1日だった。

雑記終わり