a patient (-tree)

エイズ&カポジ肉腫になった人の入院記録です。雑記あり。

2023年3月23日から3月26日の出来事


2023年3月23日木曜日
 造影CT(心臓の動きをみるため)
 抗癌剤投与開始
 点滴3回

朝一、造影CTの検査の際に心臓の動きを見易くするため、心臓の動きを緩やかにする薬を飲む。
それの効果か分からないが次第にフラフラするようになった。酸素が身体中に行き渡っていないと思われる。
それもあり、1人で歩いて移動するのが不安になったため病棟までは車椅子で移動することになる。
待合室で待っていると更に段々と気分が悪くなり、自分の頭を支えるのも辛くなってきたので受付の人に声をかけた。
「すみません」→「横になれる場所ありますか?」と聞く前に向こうから「気分悪い?」と聞かれたので私は頭を降る。
待ち時間が長いため一旦病室に戻ることになった。
病室に着く頃、私は動けなくなりベッドに崩れ落ちるようになる。次呼ばれた時はベッドごと移動しようということになった。

ベッドでの移動の際、運んでもらうのが私が酷いことを伝えた看護師と愛想の無い看護師2人になった。
内心(最悪や……)と感じたが仕方ない。
エレベーターはベッド専用のエレベーターを使うのだが、エレベーターがなかなか来ない。来ても既に入っており次を待たなければいけない状況が続いた。
その時に愛想の無い看護師が愚痴をこぼす。
「早よきたらいいのに「またか「最悪っすね「クソッ」
挙げ句の果てに舌打ちまでする。「チッ」
患者おんねんけど……、あくまでここは貴方の職場だからそーゆーこと言うべきでは無いだろうと感じた。
更に気分が悪くなる。
検査は問題なく終了。

病室に再度戻る際、愛想の無い看護師に箱形の扇風機の上に置いていたコップを倒され水をぶちまけられる。
「ごめんなさい、拭きます、申し訳ございません、すみません靴濡れました、その内乾くと思います」(棒読み)
「あー、ごめん、水飲み干しとけば良かったね」
返答無し。(なんだコイツは……)と私。
「あー、倒したコップは後で洗っとくから置いといて」
「分かりました」

検査後、昼食食べた後は嘘のように身体は動くようになった。身体の怠さは抜けないが。

次に、抗癌剤投与。
最初にステロイド剤を点滴後、抗癌剤を投与、その後水を投与して終了。
特に問題なく終わる。

抗癌剤の副作用については説明頂いたが、直ぐに表れる症状と、時間が経って表れる症状(1週間後とか)、様々なようだ。
気にしても仕方がないので先生の治療を信じる。

この夜、再び38℃の熱が出たため解熱剤を飲んで
1日は終わり。


2023年3月24日金曜日
 歯科
 点滴3回

口腔内は雑菌だらけのため、抗癌剤治療を受けている間は清潔に保ちましょうということで歯科にも行くことになった。
この日は少し熱があるが動けるため1人で移動。
問診票を記入し、施術室に通され口腔内の状態を見てもらう。
口腔内にカポジ肉腫が4ヶ所あるそうだ。上顎の2ヶ所は気づいていたが歯茎にもあるらしい。写真を見せてもらい私も確認した。
今日は状態を確認するだけで施術は来週となる。
問題なく終了。

昼から熱が39.4℃になる。
辛いため何もせず大人しくベッドに横たわっていた。

隣の人が食べている美味しそうな匂いのお菓子が判明。
柿の種。ヨシッ


2023年3月25日土曜日
 血液採取
 点滴6回(朝一の抗生物質1回+抗生物質の種類を変えたためそれが3回+錠剤では効かないため解熱剤の点滴2回)

朝から40℃の熱がでる。
血圧が74~41しかなくフラフラしていた。
取り敢えずずっと横になっていた。
歯を動かすのもしんどかったのでご飯は少ししか食べず。

同じ病室のおっさんが感じ悪い。
喉がしんどそうやからのど飴いりますか?と聞いても反応無し。え、聞こえてます?と聞いても反応無し。
カーテン閉めて自分のベッドに戻ったらすぐ動き出したから恐らく聞こえている筈。
さすがに無い。何なんだ。話しかけるんじゃなかった。


2023年3月26日日曜日
 血液採取(連日の熱によりばい菌など入って無いか調べるため)
 点滴

先生が病室にいらっしゃって経過を説明してくれた。
血液採取により、血液内にはばい菌やウイルスなどは見つからなかったそうだ。最近の連日の熱は、抗癌剤の副作用に因るものではなく、免疫が上がってきたため私の身体が色々なものと闘っている結果、体温が上がるのだろうと説明してくれた。
また、炎症作用が出ているためその点滴の投与と、輸血+たんぱく質の量が少ないためこれも点滴しようということになった。再び同意書を渡された。
また、点滴をしている量と比べお小水があまり出ておらず、ムクミが見られるため利尿剤も投与しましょうということだ。こちらは注射器。
また、現在点滴は腕に点滴針を付けているのだが、腕の血管は細いので、今日のように点滴が続く日は1日中点滴をし続けなければいけない。
今後のために、首の静脈にカテーテルを来週いれようということになった。首の静脈の方が太くある程度量を調整できるそう。


いつもの抗生物質、朝一1回
抗生物質の種類を変えて3回
炎症作用を抑える点滴1回
輸血1回
タンパク質投与1回
抗生物質の種類変えて1回(1日に2回変えるのは初めて)
夜から朝まで、脱水症状を抑えるため1回
計9回

今日は点滴の日だった。