a patient (-tree)

エイズ&カポジ肉腫になった人の入院記録です。雑記あり。

2023年3月13日から3月15日の出来事


2023年3月13日月曜日
 核医学(シンチ)
 全身くまなく調べられる。
 約30分 + 約30分 = 計1時間
 その間身動きが許されずかなりしんどい。
 同時に眠気が来る。ビクッと身体が動きそうだった。
 また、恐らく閉所恐怖症の人は耐えられないと思う。
 目の前まで壁?が迫って来て圧迫感がヤバかった。
 検査に用いる機器に「Discovery 」と書いてあった。
 「未知なる世界へようこそ」って感じの初体験です。
 時折、眼前で壁の中身がウィィーーンって高速回転していた。
 地味に怖い(笑)説明下手でイメージ付かないですね(笑)
 点滴4回


2023年3月14日火曜日
 レントゲン撮影 すぐ終わる。
 身体障害者手帳の交付&自立支援医療の申請をする。
 傷病手当金の申請は後日。
 点滴の抗生物質の種類を変える。
 回数は変更なし、点滴4回。

 掃除のおばちゃんがとても優しい。
 「まだ若いねんから早よ治してね」と言われた。


2023年3月15日水曜日
 血液採取
 心臓超音波(エコー)
 点滴4回

 心臓超音波(エコー)は、胸にゼリーを塗り心臓の状態を観察した。最初はパソコン画面が見えない横向きになって観察してもらい、途中うつ伏せになったところで画面が見えたので、自分の心臓が動いているのを観察した。
雰囲気的にあれと似ている。女性が妊娠した時にお腹の赤ちゃんの状態を見るあれと一緒だが、赤ちゃんが動いているのなら感慨深いものもあるだろうが、動いているのは所詮自分の心臓だ。特に何の感情もなく「あー、動いてますねー」と。赤ちゃんの時と会話内容が同じなのがシュール過ぎる……。「それパカパカしてるの弁ですかぁー?」とか聞きながら、先生は私の質問に答えてくださった。「ここが心臓で部屋が4つあって……あーだこーだ」
心臓超音波(エコー)はこれで終わり。
結局、素人が心臓の動きを見たところでなにも分からないため先生からの検査結果待ち。いつかは不明。


 また、別で、3月13日に行った核医学(シンチグラフィ)の結果の詳細と併せて血液検査の結果を教えて頂いた。

まず、血液検査からはCRPの値が高くHGBの値が低いとのこと。

CRPとは炎症反応を起こしているかを確認するための値で、これが高いと炎症が酷いらしい。細胞が壊れるとCRPが高くなる→炎症反応が起きている、という内容。
「慢性関節リウマチ、膠原病結核の活動期、種々の細菌感染症や敗血症、がん、急性心筋梗塞、壊疽や怪我による組織の壊死や挫滅など」の人がCRPが高い傾向にある。

HGBとは血中のヘモグロビン量のことで、酸素を運ぶ働きをしている。これが低いと息切れや貧血が起きやすいということだ。(あぁ、思い当たることめっちゃあるわ……。)

次に核医学(シンチグラフィ)の結果が、
全体的に問題は無いが、骨髄が光っているとのこと。
骨髄は血液を作る元の箇所になる。先に述べた血液検査に関連することだが、骨髄に異常があると血液を生成する能力が低い?→だから光っている?→なので、骨髄を検査しよう、ということになった。
検査する日はさっそく明日の3月16日。
検査内容は「骨髄穿刺」と「骨髄生検」、同時に行う。
麻酔を行うが本人の同意のみで、家族の同意は必要無いとのこと。
検査に要する時間は麻酔後およそ10~15分ほど。
すぐ終わるみたいだが、止血を確認するのに合計約1時間かかるそうだ。

あと、抗癌剤治療をもう少ししたら始めましょうと伝えられた。
カポジ肉腫は、この核医学の検査結果によると体内には出来ていないようだが、表面(身体や顔)に出てるのがやはり酷いので、進行を遅らせるのに抗癌剤がいいと言われた。
治療を始めるのはもう少し様子を見ましょう、骨髄の結果を見てからになるかな、と。
来週、もしくは再来週からになるのかな、まだ分からない。


レントゲン撮影の結果もチラッと教えてもらった。
肺に少し水がたまっているそうだ。今の状態だとまだ大丈夫のよう。